宮田シェフのカツレツが恋しくて恋しくて、我慢できずに行ってきました。
カツレツに至るまで、そして至ってからのお料理の数々。唸るばかりでした。

シャインマスカット、胡椒が効いたペースト、黒くて小さいにくい奴。
ペーストのスパイス感と酸味、こにキャビアの塩味と油分。なるほど相性バッチリなんですね。
よく思いつくものです。シェフから「偶然冷蔵庫にキャビアがあったんで載せました」。コメントもにくい人です。

クジラのタルタル、手前のは自家製セミドライトマト。最初このアンバランスな状態で供出されます。「ん、左下の部分は？？」答え合わせは

後のせサラダ。もちろん臭みのまったくないクジラタルタルがお皿の主役なんですが、このサラダが絶品。酸味、塩分、チーズ味、油。すべて必要最低限でいて十分な味わい。葉の食感もパリパリしすぎずしっとりとしていてソースと良く絡む。この葉っぱだけ一皿でもいけそうです。

ポルチーニのリゾット。旨味と香りの爆弾。かなりしっかり目なチーズ味を超えてくるポルチーニの香りでした。今回はイタリア産のポルチーニでお出し頂きました。ここ数年地元でもポルチーニ採れていて僕もよくご相伴に預かるのですが、厳密には違う種類何でしょうか。それとも気候風土の違いなのかな。明らかに味わいに差があると思います。どっちが美味しいとかではなくね。香りはイタリア産のほうが強く出るイメージです。

来た！カツレツ！！
しっとりジューシーで素晴らしい食感で旨味がすべて凝縮されている。ごく薄い衣がいささかも剥がれることなく仕上げる技術。付け合せのイモペーストの完成度。やっぱり日本一です。宮田シェフのカツレツ、そろそろ１０皿くらい食べたと思われますがいつも同じレベルで美味いです。凄いな。はやしや商店とコラボでカツレツ専門店出したいくらいです。

「まだお腹余裕ある？」とシェフから。少しタリアテッレ出しますよとのことだったのでお願いしたらコレが登場。一見ラーメンなこのお料理。スーブがごちそうでした。わざわざコンソメを引いてくださったそうです。まあ美味しいこと。透明なスープに何種類の材料を使ったのか見当もつかない複雑で暖かな味わい。今回のコースでもしかしたら一番手間をかけてもらったお料理かもしれません。

やっぱり丹精込めてプロが作ってくれるお料理は素晴らしいです。一日も早くみんなで美味しいお料理を囲んでワインガブガブ飲みながら楽しみたいですね。
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