ピエモンテ州 カステッロ・ディ・タッサローロ ガヴィ・ヴィニェート・アルボリーナ 2016年

晩酌報告。

ピエモンテ州
カステッロ・ディ・タッサローロ
ガヴィ・ヴィニェート・アルボリーナ 2016年
税込価格 2,786円
コルテーゼ 100%
一部樽で発酵熟成
年間生産量 6000本程度
ビオデナミ農法、自然発酵、SO2は入っています。
輸入 (株)ミレジム

緑が入った淡い黄色。写しているとき色わかるか気になるくらいの淡い色。
香りは強いです。
キャップシール切っているときから若い黄桃や梨のようなフレッシュな香りが漂っていました。開けたコルク嗅ぐと、それがより鮮明に感じられます。
スタートの味わいは実に繊細というか、静かすぎるかな。開けたてですし液温が低かったせいかも。
飲み進めますと果実味が香りに追いついてきます。醸造段階から一部樽を使っていまして、その風味が奥の方にほのかに存在しています。
酸味。さすがガヴィ、十分にあります。これはとてもいい。食事をより美味しく楽しむことができる、素晴らしいバランスです。
今回はクーラーに入れず液温を上げながら飲みました。最初はおそらく4度くらい。最後15度くらいまで上がっていたと思います。樽香が増してきて、最初より太い味わいに。香りも熟した甘いニュアンス、ももの種類は違いますが最初黄桃だったのが熟した白桃になっていくみたいでした。
そしてたとえ時間が経って温度が上がっても、 最後まで感じたのは最初に感じた繊細さの持続です。果実感、香り、味わいがだんだん強くなってきた状態でも保たれる絶妙なバランス。良い造りだなぁと思いました。
栽培はビオデナミ農法。ブドウに由来する自然酵母で自然発酵させています。ブドウを洗浄圧搾後、ステンレスタンクで5%のアルコールが得られるまで発酵を進めた後、一部のみ樽に移して発酵を続けます。澱引き後数カ月間熟成させてから合わせて瓶詰め。SO2は必要最低限の添加です。

肴。今晩は娘が作ってくれました。

山盛りポトフ。ホント山盛り。

きのこのオムレツ。というか卵焼き。
2つとも見た目はアレですが中身は大変美味しかったです。淡い味わいのガヴィにはちょうどよい感じでした。
で、酸味十分で繊細な白ワイン。なかなかワインとの相性が難しいコレと合わせてみました。

いくら。
これとシメサバって、ワインと合わせるの難しいんですよね。
今回はまぁまぁでした。でもいくらのコレステロールが白ワインのいろいろな要素と結びついて固まる感じは拭えず。やっぱ味付けに日本酒使うからかなぁ。日本酒だったらこの固まる感じまったくないんですけどね。要研究です。

娘よ、ごちそうさまでした。