ブリッコ マイオーリカ ドルチェット ディアーノ ダルバ

気温下がってきて、赤ワインかなり美味しく感じられるようになってきましたね。晩酌も赤の比率が高いです。
昨日お昼間、カミさんがコストコ行っていたので晩飯はお肉系かしらと決め込んで、仕事終了後ドルチェットを手に取り2階の食卓へ。これできるのは酒屋の特権!

ピエモンテ州
ブリッコ・マイオーリカ
ドルチェット・ディアーノ・ダルバ 2016年
税込小売 2200円
ドルチェット 100%
ステンレスタンク発酵熟成

このビンテージ、ヴェロネッリで90点とっています。価格帯からするとかなりの高得点で期待大です。
一口目。「酸っぱ!」。さすが90点、かなり先まで見通せる酸味。平気であと10年くらい美味しくなり続けそうな酸味です。タンニンは程よい感じ。このくらいの渋みだと樽かけなくてもうまい具合に熟れて行くんでしょうね。香りはベリー系の果物、実にシンプルです。
バランス良くなるのに30分以上見たほうが良いです。開いてきたらその滑らかさと美しい酸味を存分に楽しめます。
このタイプの味わいは、ご飯が進んでやばいです。樽のニュアンスないおかげか、食べ合わせの範囲がすごく広いと思われます。昨晩食べたどの肴にも優しく寄り添うような味わいでした。

この時期にホワイトアスパラ。メキシコ産?コストコでこの量で800円くらいだったそうです。茹でたてだと輸入品でも馬鹿にできない旨味でした。オリーブオイル塩コショウはもちろん王道のマヨネーズもドルチェットは優しく包んでくれるようでした。

鮭親子丼のアタマ。
この前のお寿司研究会でもみんなで話していたのですが、生魚や魚卵は北の赤がバッチリ合います。生臭みなんてもちろんないし、イクラの味わいを台無しにすることもありません。この取り合わせ、まだまだ掘り下げて行きたいです。

コストコ牛タン、塩釜蒸。
カミさん曰く「ニンニクと胡椒をすり込んで塩釜にブチ込んだだけ」だそうです。
驚く旨さ。見た目しょっぱそうだし色合いから硬そうな感じに見えますが、実際は旨味が凝縮していてジューシー。これは赤と最高の取り合わせでした。

野菜、生魚、お肉。なんでも受け入れる懐の深いドルチェットです。是非、でっかいグラスでゆっくりと開くの待ちながら秋の夜長を楽しんでください!