ピエモンテ ソッティマーノ マテ

昨晩はお客様のところで珍し系のワインを。
ピエモンテ州
ソッティマーノ マテ 2015年 
ブラケット 100% ステンレスタンク醸造
輸入 (株)ヴィントナーズ

先ずVTがいい感じ。在庫に2本ありまして、今回RICCOの長嶺さんが仕入れてくれました。現行2019年ですから、都合4年間うちの棚あったことになります。
もちろんこのVTは2本で終わり。ぜひ味見したくて配達した2時間後には開けてもらいました。

ブラケットというとダックイ。甘口の微発泡しか思いつきません。自分で仕入れておきながらスティルワインあったのすっかり忘れていたくらいです。
アルコール度数13度。在庫にあるブライダのブラケット・ダックイが5.5度なのでその差7.5度。残糖分そんだけ違ったら同じ葡萄使っていても全く違うワインですよね。

色合いは淡い感じが出ていました。これは経年変化なのか元からなのかわからないのですが、透明感があり中心部分と端っこでほぼ色の差がなく美しいルビー色でした。
試しに冷え冷え状態から始めたので、スタートの香りは落ち着いた感じ。香りの種類は果物というより赤いお花。バラみたい。それにほんのりチェリーがありました。
味わい。一口目で驚いたのがしっかりとしたタンニン。これもまたダックイの甘口ワインのイメージがあったのでびっくりでした。でも考えるとダックイだってランブルスコと比べると太いボディーがあるので、タンニンの存在は至極当然なのかも。
あと酸。こちらも十分ありました。果実感は通常の赤より強めですから、この酸のおかげでとてもバランス良くなっています。
温度上がってきますとより果実感強くなってきますので、最初に感じたタンニンの強さが和らいできます。とてもチャーミングで華やかな感じに。冷やしすぎたかしらとチト反省。きっと15度位がベストですね。
現行VT、もっと味わい強くなるのかな?果実感は今回のより出ているでしょうから、きっとキラキラ弾むような味わいかも。仕入れて試すの楽しみです。
飲んだことないワインって楽しいですね。

アテその1。
魚介たっぷりのガスパチョ。
昨晩はムシムシしていたので、さっぱりと大変美味しかったです。
生のエビとかブリとか赤に無理かと思われますがよく合いました。
このワインはそう使い方がベストなのかも。
最近ウニとサンジョヴェーゼの合い方にも驚いたので、もっと飲み合わせ研究しなきゃ。

アテその2。
ゴーヤ挟んだホタテを生ハムで巻いてフリット。
このゴーヤが良いお仕事してます。
ほんのり苦くて、水分保持してジューシーで。
ハムの塩気と相まって肴には最高。
もちろんブラケットにバッチリでした。
長嶺さん、ごちそうさまでした。

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